提案2: 名刺を作ろう
ワープロソフト(ここではMicrosoft
Word)を使って名刺を作ります。
第2回 名刺の良い例・悪い例
「 前回、ベーシックな名刺を作りましたので、今回はより良い名刺作りを目指します。
■文字列の配置
授業の最初に、既存のいろいろな名刺を見ることをおすすめしましたが、もう一度見直し、文字の配置にある程度の法則があることに気づいてもらいましょう。
・肩書きは小さく、左寄せ
・名前は大きく、中央よりやや左に配置。横書きなら中央寄せも可
・連絡手段の項目はやや右寄せ気味にするが、頭揃え
めんどうなのは住所や電話番号など「連絡手段」の項目。やや右寄せ気味に配置しますが、完全な“右寄せ”はせず、各項目の頭が揃うようにします。
まず、一番長い項目(住所、URLなど)を右寄せします。ほかの項目は両端揃えにし、住所など右寄せした項目に合わせて行頭に空白を入れて頭を揃えましょう。
ただし、項目がメールアドレスとURLのみなど少ない場合には、完全に右寄せしたほうがかえって美しく見える場合もあります。いろいろな配置を試すよう指導してください。
■その他の注意事項
名刺は無地で。背景をつけると下図のように見づらいものができてしまいます。
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「名刺悪い例」
背景・ハイパーリンクつきの名刺。
印刷するともっと見づらくなる
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また、Wordファイルは、PCで開くことを前提に文書作成しますので、デフォルトの設定では、URLを入力するとそのままハイパーリンクがはられ、青文字・下線つきになります。
したがって、このまま印刷すると下線つきの名刺ができてしまいます。
「書式」→「スタイル」→「スタイル名」の中の「ハイパーリンク」→「変更」→「書式」→「フォント」の順にクリックし、「フォントの色」を「自動」に、「下線」を「(下線なし)」にすると、黒文字のまま、下線もつきません。

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■美しい縦書き名刺の小ワザ 〜 カギは2桁の洋数字
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「縦書きの名刺理想」
理想的な縦書きの名刺。
堅い職業の人や、文芸に携わる人には根強い人気
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ビジネスの場では最近あまり見かけなくなりましたが、
名刺には縦書きのものがあります。 古風な感じがするのは確かですが、「堅実そう」「実直そう」など、受け取った人の第一印象は決して悪くありません。
せっかく縦書き文化の中で暮らしているのですから、余裕があるなら縦書き名刺にも挑戦してみてください。
ただ、前回も述べたように、縦書きにはいろいろ小ワザが必要です。
まず、縦書きでも洋数字を使ってください
下図のように漢数字を使うものもありますが、名刺を見ながら郵便物の宛名を書いたり電話をかけたりするときには、ちょっと不便です。
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「縦書きの名刺漢数字」
漢数字を使った縦書きの名刺。 住所や電話番号が少々見づらい
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ただし、洋数字をすべて全角で入力し、縦書きにすると、下図のようになり、これも少々見づらくなります。
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「縦書きの名刺全角縦」
数字をすべて全角で入力した場合。
「じゅうのじゅうのじゅう」が「いちまるのいちまるのいちまる」になってしまい、読みにくい
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これは、2桁の数字を半角で入力し、“縦中横”にすることで解決します。
半角で「10」と入力したら、この「10」を反転させ、「書式」→「拡張書式」→「縦中横」と順にクリックします。プレビューウインドウが出ますので、それで確認して、「OK」をクリックすれば、全体が縦書きの中で、そこだけが横書きになります。
また、「OK」をクリックする前に、「すべて変更」をクリックすると別ウインドウが現われ、「長さが何文字以内の数字・英字の連続を縦中横にしますか?」と聞いてきますので、「2文字以内」にして「次を検索」をクリックします。
すると、該当する文字列(この場合2文字以内の半角英数字)が自動的に反転し、「縦中横を設定してよろしいですか?」と聞かれます。それが縦中横にしたい文字列なら「はい」、例外的に縦のままにしておきたい文字列なら「いいえ」、そのような例外がないということがあらかじめ分かっている場合には「すべて設定」をクリックします。
ただし、半角で入力するのは2桁の場合のみで、1桁あるいは3桁以上の場合には全角で入力してください。全部を半角で入力し、縦中横に設定すると、下図のようになってしまいます。
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「縦書きの名刺半角縦」
数字をすべて半角で入力した場合。
3桁以上を縦中横にすると、バランスが非常に悪い
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なお、「FAX」「E-MAIL」などは「ファクス」「電子メール」など、ほかの表記も試してみてください。せっかく縦書きで和風な感じがする名刺なのですから、アルファベットを使うのをやめてみるのも一興かもしれません。
こんなとき、若い世代が日本語の文字表現の幅広さに気づいてくれたら、嬉しいですね。
つづく
■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―

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