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提案7:
校外学習に行こう
PCを使って、遠足、修学旅行、合宿等の事前事後学習をします。
第1章では事前学習についてお話します。
第2章 企画書を作ろう
§1 レジュメ作りで小手調べ
■まずはレジュメから
前回のミーティングで、マリモ班は行き先を姫路城と宮島のどちらかに絞ることにし、どちらに行くべきかを各自考えてくることにしました。
まずは、どちらに行きたいか、その理由もまとめてレジュメを作ってもらいます。
どちらがいいとも決められない子は機械的に「姫路城派」「宮島派」に振り分けました。ディベートの練習のとき、自分の意見とは関係なく、「賛成派」「反対派」に分かれて弁論するのと同じです。
レジュメは、いままでいろいろ調べてきた中で、帳面に書き記してきたことをまとめたり、あらたに収集した情報をまとめたりして作ります。
最後にはWordでA4用紙1枚程度のボリュームにまとめましょう。
ここでWordで作っておくことで、のちのちの企画書作りがとても楽になります。
●指導ポイント
レジュメの形式はまったく自由でもかまいませんし、先生がある程度の雛型を示してあげてもかまいません。
Wordでの文書作成やタイピングに慣れている生徒なら自由に作らせてあげたほうがいいですし、タイピング練習等がまだ充分でないなら「目的地のいいところを5つ以上上げる」といった程度の指針を出してあげたほうがいいでしょう。
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■「姫路城」ミホ vs.「宮島」ひろみ
マリモ班から、なかなか良いレジュメが上がってきたので、2つご紹介します。
「姫路城に行きたい派」のミホさんと、「宮島派」のひろみさんのものです。
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左:姫路ミホのレジュメ
(ミホは箇条書き)
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右:宮島ひろみのレジュメ
(ひろみは論文調)
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一目で分かりますが、姫路ミホさんのレジュメは箇条書き、宮島ひろみさんのレジュメは論文調で、それぞれの観光のメリットを記しており、どちらにも長所が多くあります。
姫路ミホさんは箇条書きにしたことで、見やすく、アピール点が分かりやすいレジュメになりましたが、「文章を書く」ということをあまり意識していなかったのか、友達に書く手紙やメールのような文体になっているのが珠に瑕です。先生ともふだん仲が良いのでしょう、あまり緊張感がありませんね。顔文字こそ使われていませんが、世間一般に広く通用するかというと、それはちょっと厳しいでしょう。
宮島ひろみさんは論文にしたことで、文章がしっかりし、「なぜ自分は宮島に行きたいか」という主張もはっきりしましたが、「論文や発表内容を簡潔にまとめたもの」というレジュメの性格からはちょっと離れてしまったようです。欲を言えば、この論文を元に、簡潔にまとめたものを提出してくれたらとても嬉しかったですね。
さて、姫路城派と宮島派の話し合いはどうなったでしょう?
結局、「どちらに行くべきか」という論点では決着がつかず、姫路ミホさんと宮島ひろみさんのジャンケンということに。
ジャンケンに勝ったのはひろみさん。修学旅行は宮島に決定しました。
姫路城に行けなくなったのが残念でたまらないマリモ班メンバーは、卒業旅行で姫路城に行こうねと約束したのでした。
■いよいよ企画書作り
行き先も無事決まりましたので、学校に提出する企画書を作ります。
さすがにここでは、フォーマットを渡してあげたほうがよいでしょう。いきなり企画書と言われても、普通の高校生には何がなにやら分からないものです。
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上のイメージ画面を
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企画書フォーマットの一例。必要最低限の指示だけして、あとは自由に作成させよう
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上にフォーマットの一例をあげました。
上を参考に各校の実情に合わせてフォーマットを作り、フロッピーに入れて配ったり、学校サーバに置いて好きにダウンロードさせたりしてください。
このまま、空白部分にダラダラ書きこむだけでもかまいませんが、生徒のレベルによって、見栄えをよくしたり、デザインに工夫をしたりするなど、書式を自由に変えさせるのも良いですね。
ただし、こちらが指定した要素はすべて書かれていなければなりません。
最後の「予算」の項目は、行き先の予定が細かく立ってからでないと作れませんので、今はまだ空白のままで大丈夫。
とりあえず、「班全員の氏名」「行き先」「その行き先を選んだ理由」までは書けますし、「当日のタイムスケジュール」も、分かっているところはどんどん書いてしまいましょう。
マリモ班の場合、
15:40 フェリーで宮島発
15:50 桟橋着、徒歩でJR宮島口駅へ(所要時間約6分)
16:02 JR宮島口駅発、山陽本線
16:28 JR広島駅着
ここは前回のミーティングで決まっているので、書けますね。
次回以降、宮島をどう見学するか、お昼ご飯をどこで食べるか等、「当日のタイムスケジュール」の項目を書きながら調べを進めていきましょう。
つづく
■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―
●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、6月23日(金曜)の予定です。シリーズは複数提案による長期・多回数の予定です。
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